選択肢が多いことは、売上向上に寄与するのか?
京都の清水寺の仁王門に続く松原通にはたくさんのお土産店があります。
盛況なのは八ツ橋屋さんとかメーカー直営の専門店。
一方、昔ながらのお土産屋さん、品ぞろえも充実、綺麗に陳列、
でも、客足は・・・。
選択肢が多いと、お客様を迷わせ判断を鈍らせるため、コンバージョンが悪くなると言われています。
売上を増やすために、選択肢を増やすことは、逆効果になるということでしょう。
しかし、そもそも選択肢が増えてしまうというのは、どういうことなのでしょうか。
選択肢を増やす=個々の商品(選択肢)の魅力を下げる
選択肢が増える=中途半端な商品(選択肢)が増える
最近、こんな風に、考えるようになりました。
お土産屋さんに並ぶ、工場で大量生産されたお菓子を見たときには、まさにこの気持ちで・・・。
商品や情報が供給過多になり消費者は購買疲れしているのかもしれません。
そして、商品もまた、疲れてしまって、輝きを失っているように感じます。
生産効率があがり、商品ライフサイクルが短かくなれば、作り手の意図に思いを馳せる機会は少なくなります。
SNSを通じた人間関係ではありませんが、浅い付き合いが増える、という状況なのでしょうね。
マーケティングは難しい。
だんだん、だんだん。